よく、”むちうちは治らない”と 諦める患者さまが
いらっしゃいますがそうではありません。
適切な時期に、適切な処置をすれば必ず改善・良くなります。
受傷後一分一秒でも早く治療を受けられることが 早期回復の第一歩です。
交通事故の衝撃は、 日常生活では加わることのない力が身体に加わり、 通常のケガよりもからだに大きく負担がかかるケースが多く、 後遺症に悩まされることもあります。
交通事故のあと特に症状が無いからといってそのままにしておくと、 ひどい後遺症に悩まされる事もあります。 そうなる前にまずは一度専門家に診てもらいましょう。
むち打ち症は交通事故のなかでもっとも発生率が高いのですが、 受症直後はあまり症状が出ないことが多いので注意が必要です。
なぜならば数日後から数週間後(まれに数年後)に自覚症状が出ることが多いからです。 おもな症状は頸部の運動痛で、痛みは後頭部、肩甲部、上腕部にも放散します。
しかも、頭痛、めまい、吐き気、耳鳴り、上肢へのしびれ、だるさ等の症状を随伴することもあります。 数日経過してから、こうした症状が出てくる場合がありますので体の変化を軽く見過ごさないようにしましょう。
また、事故以前から頚部の状態が悪い人は、不安定性が増し、症状を悪化させる可能性もあります。 「たいしたことはないけれどちょっと心配」 「骨折後の運動制限」 「むち打ちかもしれない」 「むち打ちの症状が後からでてきた」 「今ごろ 腰が痛くなってきた」 「手、足がしびれてきた」 等々 様々な症状の方、どうぞお早めにご相談下さい。
つらい症状から一日も早く回復していただきたいからこそ、お願いです! 症状のことで悩む前に当院へご相談ください! 相談していただく日にちが早いほど、あなたの元の身体に戻れる日数も早くなります。 当院があなたのお力に必ず立てることをお約束いたします!
むち打ち症の治療は、受傷からの時間的経過により、
急性期、亜急性期、慢性期に分けて 行うのが一般的です。
急性期(受傷~1ヶ月) 交通事故受傷直後のむち打ち症の症状は、直ぐに出ないと思って下さい。 激しい運動や、同じ姿勢を続ける事は避け、出来る限り頚部を安静に保ち、 必ず整形外科や接骨院などの医療機関で診察を受けましょう。 少しずつ、首の痛みや違和感、頭痛、頭重、倦怠感などか強くなる事がありますが、 交通事故後2週間前後までには、だいたいの症状が出尽くします。
頚部の安静と固定。 初期の安静は重要とされ、後遺症を左右するとも言われます。 頚椎固定の期間についてですが、 包帯やカラーは原則として急性期期間中につけるのが正しいとされているものの、 具体的な期間については最近では骨傷がない限り、 3週間以上にわたって続ける事は不要と言われているようです。
亜急性期(1~3ヶ月) 首周りの組織が柔軟性をとりもどし修復が終わるのに8週といわれています。
この時期が精神的に落ち込んでしまう方が多いです。 何故なら”この痛みや症状は果たして治るのだろうか?”という疑問が出るからです。
むち打ち症は必ず<波打ちながら>回復していきます。 良くなったと思ったら、むち打ち症状が多少強く出て、またしばらく経つと痛みが治まり良くなるといった具合に、 <行きつ戻りつ>しながら回復していきます。 患部は冷やさず、温める事を心がけ、痛みや痺れ、違和感が弱まってきたら徐々にストレッチを開始して下さい。 多少症状が停滞していると思えても辛抱強く治療に専念して下さい。 この停滞感が見えないストレスになりますが”大丈夫!絶対よくなります!” 亜急性期の治療は、運動、温熱、牽引といった物理療法が中心となります。 固定により弱化した頚部の筋肉を強化し、頚部の運動性の回復と血液の循環を改善するのが目的です。
温熱療法としては、ホットパック、赤外線、低周波等があります。 牽引は筋緊張が強い時は禁忌とされています。
むち打ちの治療 首の後ろの痛みや凝り、違和感、強張り、肩、背中の痛み、腕のしびれ、頭痛、頭痛、のぼせ、 吐き気、倦怠感などが全て無くなり、その状態が安定すれば、むち打ち症は治癒したと考えられます。
むち打ち症状が治まるのは当然ですが、その状態が安定するかどうか、注意深く観察して下さい。 安定した状態が一定期間続けば、本当に治癒したと考えられ、後遺症を心配する必要もないでしょう。